笑う門には夏来(きた)る | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記






 大銀座落語祭が開催中です。


 


 


 豪華絢爛な組み合わせが低料金の入場料で見ることが出来て驚きの落語会なのですが、僕が気が付いた時には、さすがに完売御礼ばかり。時既に遅し。


 それでも何か見に行きたいと思い、ちょっと変わったところで役者の落語を聞いてみようかなと、チケットを買いました。


 


 


 


 


 


 


 『風間がワ、ハ、ハ、と大笑い!』


 第1部が、<ワハハ本舗爆笑演芸会>、第2部が、<風間杜夫独演会>の組み合わせ。場所が、有楽町・よみうりホール。


 


 


 


 


 佐渡國鬼太鼓座のデビュー10周年記念公演を行った場所でもあります。


 大太鼓がエレベーターに入らなくて、デパートの営業時間が終わった深夜に、一階からホールのある八階まで、みんなで階段を転がして上げたんです。


 二十数年も前の事ですが、昨日の事のように思い出します。


 


 デパートはなくなり、今はビックカメラが入ってました。


 


 


 


 


 そのホールですが、驚いたのがワハハ本舗


 


 


 


 


 失礼ながら生で見たのは、これが初めて。


 梅垣 義明、ポカスカジャン、ウクレレえいじ。


 


 


 ポカスカジャンは少し知っている程度で、ま、ほぼ皆初体験でした。


 笑いといえば吉本が王道を走っていますが、このワハハにはビックリしました。


 上記の三組。全部笑えました。


 


 


 


 


 


 実際、舞台に現れた順番は、ポカスカジャン、ウクレレえいじ、梅垣 義明。


 全然期待していませんでしたから、劇団員が喰えなくて演芸をやっているのかな、とその程度の認識でしたが、‥‥‥やられました。


 


 


 僕は、ずっと大笑い。チャンネルが入ってしまうと止まりません。


 


 こんなに笑ったのは、いつ以来なのかわからないくらい。新鮮でした。


 


 


 ウクレレえいじもピン芸です。地味なのですが、今思い出しても泣いてしまうくらい笑えたネタがありました。


 


 


 


 


 梅垣 義明。


 


 


 決してテレビには登場しないのであろうこの芸風。舞台でしか味わえません。


 自分の舞台の持ち時間中、ほとんどの時間を、客席で過ごしています。最初から最後まで、客席が舞台なのです。


 


 


 


 まだ登場して間もない頃、客席最前列に座っていた子供に梅垣が聞く。


 


「坊や、何年生なんだ?」


 


 


「小学五年生」


 


「五年生か‥‥‥ 。それで、大きくなったら何になりたいんだ?」


 


 


「えっ‥‥‥  ??」


 


 


「まだ何もないのか? ま、いま何かになりたいなんて思っていてもな、そんなもんには、大人になって決してなれっこないんだ。よく覚えておけ」


 


「いいか、これから男の仕事ってもんを、俺がここでたっぷりと見せてやるから、しっかり目ン玉開いて見ておくんだぜ、坊や!」


 


 


 


 この後ステージはとんでもない展開になっていくのですが、この言葉にはシビれました。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


  


 


 


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