締めて安心、心の戸締まり | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記








 フンドシは今でも好きだ。締めるのが。


 


 普段は締めていないが、舞台に立つ時には今でも必ず締める。人様に見せはしなくなったけれど。


 腰を痛めてからフンドシの有効性を肌身で感じることもできた。実に役に立つ。


 腰痛予防にとっても効果がある。痛めた後の治療にも効く。


 女性の太鼓打ちにも、ぜひとも薦めたいくらいだ。


 


 


 鬼太鼓座時代から始まり鼓童時代は、フンドシ姿を人様に見せていた。


 


 僕は締めるのも、見せるのも好きで、フンドシ一丁で舞台に出ていくと、「裸一貫、体だけで勝負だ!」と気合いが入る。


 しかし、人によっては「フンドシ姿を見たくないので、鼓童の舞台は見にいかない」という人も僕の知人にいた。


 一言、「ナルシストね」という人もいた。


 


 実用性を認めて、性格がナルシストの太鼓打ちならば、フンドシ姿になる。当然だ。


 ただ、


 


「どうだ!」と本人が見せたくても、


「それだけは見せてくれるな」という人が周りに多くなれば、見せられない。


 美しさとグロテスクの境を線で引くのは容易でないけれど、最終的には本人の美意識か?


 


 


 鼓童時代に頂いた激しい内容のラブレターは、だいたい男性からだった。


 男性の方が美しさに対して敏感なのか、フンドシは多くの人生を迷宮に誘い込んだのかもしれない。


 


 


 


 今日は、大太鼓の話をするつもりが、フンドシだけで終わってしまった。


 続きはまた、次回に。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 












 


 


 


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