オーチャードホール・東京フィルハーモニーの定期演奏会 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

めったにクラシックを生で聞かない。

今年はまだ二回目。


なかなか日程を作れないので選べないけれど、太鼓の音世界とは一味違う世界を楽しみに行っています。

でもそのつもりが、結構太鼓世界と共通するところがあると思います。


今日の公演は、オーチャードホールであった、ダン・エッティンガーさん指揮、東京フィル六月公演です。


ダンさん、若くて元気でした。

圧巻は二部の

シューベルト/交響曲第8(9)番 ハ長調「ザ・グレイト」 D.944

50分くらいある大曲です。

あまりパッとしない解りにくいテーマ(ファンの方、スミマセン)なんですが、弦も管も暴れているのが、楽しかった。
結局終局に向かってエキサイトして行くのですが、オープニングから色々音色を変えては波を作り、大きくなっては小さくなったり、突然のブレイク、そして静かに入ったり、強く入ったり、こうなるとエンディングがどうなるのか、興味を持ちながら聞いていました。


‥‥‥なるほど収まるところに収まった感のあるエンディング。

でもここまで出来るのであれば、もっと暴れて欲しいと欲が出てしまう僕でした。


音を出している奏者、そしてそれを束ね音を紡いでいく指揮者の魂が、曲を魅せてくれます。


もっと違う曲をこの指揮者で聴いてみたいと思いました。



夕暮れ迫る渋谷。


すでに夏の装いです。