第10回、徳島新聞社カルチャーセンター和太鼓特別講座 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

徳島で太鼓アイランド徳島が始まったのが七年前の夏。

そしてそれが四年前より、徳島新聞社さんの主催となって続いています。



去年からは、一年二回開催なのですが、お陰様で毎回楽しい皆さんにお集まりいただいています。


会場としてお借りしているのが、レモン・カレッジホール。

ほどよい広さで快適環境なのですが、ここに私の大太鼓を入れてるのが大変。


カバーに入ったままでは建物の中に搬入できないのです。

だから、野外でカバーをはずして、太鼓だけの裸にして、そろ~りそろ~り窓枠を壊さないように、太鼓を傷つけないように搬入しなくてはいけません。


日曜日の天気予報は、午前中「雨」。降水確率が90パーセントでしたから、僕もハラハラして早めに出発しました。

カルチャーセンターのS新局長が、僕よりも心配して下さり、もう到着されていました。


ありがたいことに、もう雨は降っていません。ほとんど上がっていました。

だから二人してゆっくりと搬入を始めたのです。

一人でやる覚悟でいましたので、とても助かりました。

講座開始30分前頃になって生徒さんたちが現れ、最後の準備も終えました。



この大太鼓を用意するのは、それだけで大変ですが、並べて置いてみると、風格がまるで違いますし、勿論音が違います。

これだけで参加者の皆さんの気持ちが引き締まっていくのが解ります。


今回もほぼ定員の皆さんがお集まり頂きまして、楽しく叩けました。

毎回、太鼓を叩くのが初めてという方もいらっしゃる中、ベテランの方もいるわけで、一緒にどれだけ皆が気持ちよく太鼓との時間を過ごせるか?

というのが課題ですが、不思議と最後になんだか一体感のようなものが生まれますね。


昨日も、午後の曲は最後までやるのはちょっと無理かな、と思いながらも、講座の最後には、なんとか一度通すことが出来ました。半分くらいは「今日初めてバチを握った」という皆さんなのに‥‥。


「一番大切な事は、自分が叩いた太鼓の音を聞く事」

だと僕はいつも言っています。


誰のものでもない、あなたが叩いた太鼓の音と会えるのは、この一瞬ででしかありません。

この音を忘れないで、なにかあった時に、フト思い出すことがあるのではないかと思うのです。




愛媛から毎回お越し頂いている一行様、奈良県から朝一番のバスに乗って来られたWさん、同じ徳島県内でありながら朝五時半出発で、何度も通行止め道路を迂回しながら(県内は洪水で山崩れが多かった)、開始時間ぎりぎりに到着したOさん、ほか初めて参加の皆さんから、リピーターの皆さんまで、お疲れさまでした!


そしてお天道様も、いつもありがとうございます。感謝しております。




次回は、第11回講座開催は、11月23日(日)に決定しました。

午前中は基礎コース、午後はふたたび「発響(はっきょう)」を叩き込みます。少し先ですが、お忘れなくご参加下さい!