トント石井が一番‥‥僕の心を動かした! | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

お盆の最中、他にも開かれていたのが、東京国際和太鼓コンテストでして、


昨日は大太鼓の部門決戦がありました。


そこにトント石井が出場するので、


「これは見に行かなくては!」と思い出かけた。


富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-渋谷01


猛暑の表参道。青山劇場。




コンテストを改めて見に行くと、聞きに行くと、正直つらい。


出場するみなさんは、もちろん技術はある。


うまいなぁ~と思う。感心する。



ただ、


面白くはない。


なぜか苦痛になる。



それは‥‥‥楽しくないから‥‥‥。



太鼓に本来なくてはいけないワクワク感が、僕には感じられないから。



長い休憩を挟んで、やっとトント石井が、六番目に登場。




よかった!


想いを出し切った大太鼓だった。


楽しい大太鼓だった。


間違いない。




ここで僕は会場を後にした。



夜になって、審査結果を聞いた。


びっくり仰天した。




私も二度出場して、重々承知していたハズなのに忘れていた。


審査員の先生方と私とは、感性が違う。

と、いうことを。



しかし、このコンテストに出場する限り、そのふるいに掛けられる。

仕方がない。



大事なのは、そこに足を運んで下さった、この目で見て下さった一人一人の心に


どこまで迫れたのか、


心を動かせたか、


ということだ。



審査員もその一人であり、その場にいた観客関係者全員がその一人である。




僕の心を動かしたのは、


トント石井。



彼だけだ。




※最優秀賞を取った方の演奏は、僕は見ておりません。それだけは残念ですが。