お盆の最中、他にも開かれていたのが、東京国際和太鼓コンテストでして、
昨日は大太鼓の部門決戦がありました。
そこにトント石井が出場するので、
「これは見に行かなくては!」と思い出かけた。
猛暑の表参道。青山劇場。
コンテストを改めて見に行くと、聞きに行くと、正直つらい。
出場するみなさんは、もちろん技術はある。
うまいなぁ~と思う。感心する。
ただ、
面白くはない。
なぜか苦痛になる。
それは‥‥‥楽しくないから‥‥‥。
太鼓に本来なくてはいけないワクワク感が、僕には感じられないから。
長い休憩を挟んで、やっとトント石井が、六番目に登場。
よかった!
想いを出し切った大太鼓だった。
楽しい大太鼓だった。
間違いない。
ここで僕は会場を後にした。
夜になって、審査結果を聞いた。
びっくり仰天した。
私も二度出場して、重々承知していたハズなのに忘れていた。
審査員の先生方と私とは、感性が違う。
と、いうことを。
しかし、このコンテストに出場する限り、そのふるいに掛けられる。
仕方がない。
大事なのは、そこに足を運んで下さった、この目で見て下さった一人一人の心に
どこまで迫れたのか、
心を動かせたか、
ということだ。
審査員もその一人であり、その場にいた観客関係者全員がその一人である。
僕の心を動かしたのは、
トント石井。
彼だけだ。
※最優秀賞を取った方の演奏は、僕は見ておりません。それだけは残念ですが。