僕が感銘を受けた一枚の写真は、
3月14日の朝日新聞朝刊一面に大きく掲載されたこの写真です。
大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区で、女性が道路に座り込んで涙を流していた=3月13日午前10時57分、恒成利幸撮影
閖上(ゆりあげ)という見た事もない地名は、目の前が浜だった。
すぐ近くに仙台空港が広がっていた。
まだ瓦礫が残ったり、壊れたままになっている家屋や、ブルトーザーで整地されている地区などがある。
浜に出た。
広くて長い浜だ。
地震と津波が来る前は、松林が連なる白砂の浜だったというが、その姿は今はなかった。