Photo/aoyagi kenji 12/10
この、長かった一年が、もうすぐ終わりそうだ。
一年前のちょうどこの頃、今年がこんな年になるなんて、誰が予想しただろう。
今日は、僕の門天ライブ「冬打2011」について書きたいと思う。
去年の夏打2010が終わった時、露木一博さんとは「もう一回やってみたい」と思った。
トント石井さんとの冬打2010が終わった時、その気持ちを蘇らせ、
彼に「一緒にやりませんか?」と最初に声を掛けたのは、ちょうど一年前の今頃だったかと思う。
それは7月にやる予定の夏打2011ライブの出演お誘いだった。
彼から快諾の返事をもらって年を越した。
そろそろ会って打ち合わせをしようと決めた日程が、3月12日。
まだまだ余震が続くような状態の渋谷で露木と会った。
地震の翌日は、まだその後続く混乱の覚悟が出来ていなかったように思う。
閑散とした居酒屋で、彼と静かに飲んでいた。
普通、地震が終わったら、後は復旧復興になる筈なのに、今回は違う。
終わってからが、まだまだどんどん悪くなる。
一週間後に予定されていた「打一好祭2011」も、まさかの中止決定。
その後の混乱は皆様、ご存知の通り。
当然、こんな状態では夏打ライブは開催できないと、夏打2011も中止にした。
地震から一ヶ月くらい経ってから、それでも何かやるべきだと思い直し、「チャリティーコンサート」を夏に開催する事にした。
夏のチャリティが終わって、露木と仕切り直しの打ち合わせをしたのが、8月29日。
この日が実質的な冬打2011の始まりだった。
(つづく)
Photo/yonamine sachiyo 12/10