映画『風立ちぬ』〜夏の香り | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

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太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-びい


宮崎駿監督作品『風立ちぬ』を観てきました。
http://kazetachinu.jp/

これまでのジブリ作品にはなかった、大人の映画です。
派手さもなく、静かで淡々とした、渋い映画は、心に沁みました。
今年の夏にぴったりな‥‥‥いい映画だと思います。


ジブリ初めての子供の為の映画ではなくて、大人の為の映画だと、

さんざん書いてあったのにもかかわらず、これまでのジブリ映画と同じ様な世界を期待して映画館に足を運ぶ人が多いようです。


だから、こんな筈ではなかったと‥‥‥。

それは充分に理解できる。

あの予告編を観ただけでは、これまでの作品と同じような家族みんなで観て楽しい感動ものかなと、錯覚してしまうのも、無理はない。


しかし、もう一度書きますが、これはジブリ始まっていらい初めての大人のための映画です。

そう鈴木さんも宮崎監督も言っていました。

とは言っても多くの観客に観てもらわねばならず、あんな宣伝となった。


小さいお子様、小学生の子供たち、一家で出かけて観るような映画ではありません。


一般的な大人、どちらかと言えば、酸いも甘いも経験した、それなりの年齢を経た方にお薦めしたいと思います。


僕の印象としては、宮崎監督はこんな映画も作れるんだ、と。

トトロやポニョだけではなく、ナウシカやラピュタでもなく、もののけや千と千尋でもない、まったくジブリらしからぬ(?)映画、

それが、風立ちぬ。

です。




映画を観てからこれを聞くと、ほんとに、より噛み締められました。
http://www.youtube.com/watch?v=iJWTMRmPOuY