祖母の日記と俳句ノート | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

朝7時に起きて、S中学校へ。

今朝1時に淡路島の実家に到着したので、今朝は寝不足。

朝風呂で目を覚ます。


S中学校は、とっても小さな学校だけれど充実の太鼓が揃っている。

今は部員が三名。人数が少なくても、やる気は充分な生徒さんたち。

僕も嬉しい。

9時から12時まで、指導。

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-shi01


富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-shi02

お昼のお弁当まで頂いて、家にもどる。



たまにしか実家には帰らないので、家の用事がたまっている。

一つずつ片付けて行く。


するともう日が暮れ、夜になった。



今日、片付けをしていて面白いものを見つけた。


(母方の)おばあちゃんの日記と俳句ノート。

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-baa1


富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-baa02
※昭和58年11月22日、23日のページ


日記も俳句ノートももっとたくさんあったけれど、少しだけ形見として残し他は燃やしたそうだ。

その一部がこれ。

これは昭和58年の日記なので、当時は76歳。僕は26歳、鼓童時代。
ちょうど今から30年前に書かれたものだ。

おばあちゃんは、この日記の6年後、82歳で逝った。


毎日書いてある。
分ること、朝起きて墓参り。そして俳句好き。

日記の最後に必ず俳句が一首、多い時には十首以上もあった。


しかし俳句は、残念ながら僕には読んでも意味がよくわからない。

おばあちゃんには、おばあちゃんの生活があったのだ。

例えば、昭和58年11月23日の日記は、こんな感じ。


十一月二十三日 天気晴 夜雨

水 六時 起床 墓参

朝寝してビックリ 薄明かり 夜明けでした

朝食後、洗濯して、山花取りに行き、十一時半帰へり 生穂へ玉子買入、

十二時過ぎより真農先生宅へ行き、玉子買入帰宅 昼食

二時過ぎ玉葱を植えに山に行く

千恵子に苗二百貰う


柿椀ぎて もてなしくれし 山家かな

暮るる庭 サルビア燃えて 大学寮


※祖父母の家は雑貨商を営んでいたので、毎日玉子の買入にも行っている。他にもいろんな商品の仕入れに行っている。

商いの他、畑も作っていた。真農先生は、俳句の先生。千恵子は、僕の母


おじいちゃんの日記もあって、これは没後、自費出版で本になっている。


母方の祖父母は二人共、書くのが好きだったんだ。

僕も少しは似ているのかもしれない。



祖母の記を 眺めて筆波 聞こゆるは それぞれの生 流るる時間 






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