今回のイギリス滞在中、演劇は三本だけ観ることができた。
そのうちの一本『War Horse/ワーホース(戦火の馬)』に、とても感動した。
僕が観たのは、7月1日、ニューロンドンシアター。
その昔、UmojaもCatsも、ここで観た。
そんなに大きな劇場ではなくて、とても観やすくて僕は好きだ。
このワーホース、
スピルバーグ監督の映画を見ていたから、言葉が判らなくてもだいたいの筋書きは判る。
なにより、馬に驚いた。そして他の生き物にも。人間を含めて‥‥。
本物の馬は出て来ない。
馬もカラスもアヒルも、ツバメも、全部人間がやるんだ。
永六輔さんの初舞台は、馬の足役だったと、確か聞いたことがる。
人間が馬になって演じる?
これを聞いた時、写真で見た時、かなり違和感があった。
それが、どうだ?
これは人形劇だということも出来る。
文楽は三人で一体の人形を操る。
ここに出てくる馬も三人で一体を操る。
でも、
これが本当にため息が出るほど、リアル!
馬の声にも驚いた。
それだけでも、痺れる。
演劇の力、創造の力をまざまざと見せつけてくれる。
これが東京でも、今月30日から始まる。来月24日まで。
http://theatre-orb.com/lineup/14_horse/top.html