浅草東洋館で、内海桂子師匠が踊る! | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

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太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

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12月『鼓かくさず叩きます』公演準備の為に、玉姐さんが修行した演芸場を一つ一つ訪ねてみようと思いたち、

その第一回の場所に選んだのは、勿論ここ。


浅草の東洋館だ。


ここは元フランス座があった場所で、歴史的にも大変貴重な場所だ。


浅草の輝かしい歴史の中で、東京オリンピック以降に特に衰退が激しく、

僕が18歳で上京した昭和50年(39年前)春は、もうかなり寂れていた。

ただ建物は旺盛を極めた名残りがまだ観られたので、よかったと思う。

今は、昔観た建物はまったく姿を消していると言ってもいいだろう。


その浅草六区の中心的存在であった建物の一つの、浅草フランス座。


18歳当時、寅さんの大ファンで、井上ひさしさんの大ファンだったので、

僕が上京してすぐに訪ねたのは極めて当然のことだ。

あれから39年、14年前にフランス座は閉館になり、そこに東洋館(漫才中心)と演芸場(落語中心)の二つの小屋が残った。


東洋館の中に入ったのは今回(9月11日)が始めて。

昼の12時から夕方4時半まで、ずっと漫才、漫談、コントなどが続く。

が、

吉本の花月に慣れている僕としては、かなり辛い。

お尻も痛い。


これが東京の笑いというものなのか、判断出来ないが、面白くはない。

この面白くないところが、逆に現在脚光を浴びているのも不思議に思える。

客席200席と少しが、八割の入りだったことにも驚く。


この面白くない舞台の中で、数少なく光っていたのが、「ナイツ」。

そして唯一感動したのが、内海桂子師匠だった。


今年9月12日(つまり今日)で92歳になるという佳子師匠の舞台が観られたので、これでもう充分だったのかもしれない。


まず声が大きい!

腹に力が入っているのだろう。声に力がある。

詞を自分で作って、唄をうたう。三味線を弾く。最後に踊った!

合掌。


これが僕の12月公演にどう関わるかは判りませんが、

まだまだこれからも玉姐さんが修行した舞台巡りを続けたいと思います。



kamin

つづく。



tttt
富田和明 和太鼓 独演打会/特別ゲスト 鈴南玉恵
『鼓かくさず叩きます』シリーズ第三弾!
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12月5日(金)午後7時開演/12月6日(土)午後1時半開演
ティアラこうとう小ホール(東京都江東区住吉)


チケット発売中
http://www.tomida-net.com/tsutsumi2014.html






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