周防正行監督作品『舞妓は、レディ』を観て来ました。
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僕は舞台ミュージカルは大好きですが、なぜか映画ミュージカルは、
特に日本のものには違和感が拭えませんでしたが、
この映画はとても自然で違和感など感じさせません。
と言うよりも、歌や踊りが言葉の中に入ることによって、より表現が広がり、
これぞミュージカルという作品に仕上がっていると思います。
本格的な日本の舞踊と洋楽の舞踊がミックスされて、世界に通用する和製ミュージカルの誕生です。
舞台の映画化はよくありますが、映画の舞台化はあまり聞いた事がありません。
でもこれは舞台化しても素晴らしい舞台になるのではないでしょうか?
この作品が舞台化され、ロンドン、ニューヨークで上演される日が来るかもしれません。
そんな夢を感じさせます。
久々の周防エンターテイメント爆発、それも年輪を感じさせる熟成された爆発でした。
見終わって、胸が満たされ帰路につく事ができます。
主演の上白石 萌音(かみしらいし もね)さんは本物です。周防さんよくぞ彼女を掘り出し、
彼女の為(とも思ってしまいそうな)の映画を完成させてくれました。
それと草刈民代さんの役者っぷりも素晴らしく、監督の奥さんになってもうすぐ18年?、
堂々の演技者になったと思いました。
京都は保守閉鎖的な所と革新開放的な所、この新古二つの世界の融合が華と生っていると思います。
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