二人で初稽古〜鼓かくさず叩きます2014 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

tam99

この前の土、日、玉姐さんと二人でお稽古をいたしました。

知り合って何年かたっていますが、二人っきりで会うのは初めてです。

以前はとてもそんなことを考えたこともありませんでした。

そう見えないかもしれませんが、
玉姐さんも、わたくしも、実はとっても人見知りで小心者。
なかなか慣れない人と一緒にはいられないのです。

今は少しずつ免疫も出来て、こうして二人でもいられるようになりました。
だから、ゲスト出演も申し込んだんですが‥‥‥。


舞台を二人で務めるというのは、まずは二人で同じ時間を共有することが大事です。

だから合宿もして、より二人の間を縮めようとしております。

二人それぞれが持っているものが、どう化学反応を起こしてどう登場するのか?
その為の時間です。

太鼓打ちではない方との二人での共演は、初めてかもしれません。

でも玉姐さんは、お客様に喜んで頂きたいという気持ちに溢れている方で、
いつもそれがすべてです。

その為に、少し年齢がいってからのスタートでしたが、
色々な芸事の門を叩き、多くを学び努力してきた方です。
頭が下がります。


そして玉さんは、なんでもやる人です。
「できません」という言葉をいわないんです。

「玉さん、これできますか?」
「ハイ(と言ってすぐにやる)」
「これはどうですか?」
「できますよ(と言ってすぐにやる)」
「玉さん、出来ないものってないんですか?」
「ありません(と言って声を上げ笑う)」

とにかく、やる。
これがすごい。
迷いがない。


うまいとか下手とかを超越しているんです。
そこには、人間・玉姐さんがあるだけ。

この人と今一緒にいたい、舞台の上で時間を過ごしてみたいと
思ったのが、ゲスト出演をお願いした理由です。

僕の舞台では、ゲスト出演の域を完全に越えています。

出演者が二人しかいませんから、
いつもの如く、二人で団子になって転げ回り、舞台の上で一つになることを目指します。

それも今回は、即興の部分がこれまでで一番多いかもしれない。

恐怖であり、スリリングな快感でもあります。


演目なんて、あってないようなもの?

そこには人間、富田和明と鈴南玉恵があるだけです。

そんな舞台になれば、いいなあと思っています。





huyu1402

富田和明 和太鼓 独演打会/特別ゲスト 鈴南玉恵
『鼓かくさず叩きます』シリーズ第三弾!
-------------------------------------------------------
12月5日(金)午後7時開演/12月6日(土)午後1時半開演
ティアラこうとう小ホール(東京都江東区住吉)


チケット発売中!
http://www.tomida-net.com/tsutsumi2014.html








富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-202020富田和明的2020年日記、毎日配信中!