讃岐うどんの故郷巡り | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記








 徳島での太鼓ワークショップは、徳島新聞社カルチャースクールさんが主催となっての開催が、四回目となりました。


 阿波踊り関係者の皆さまから、まったく初めての方まで、幅広くお越し頂いております。ありがとうございます。


 


 さてその講習会が終わって、その足で香川県高松まで車で走りました。


 


 


 せっかく徳島まで来ていて、どうせなら讃岐うどんを食べに高松に行きたいと思ったからです(高松在住の太鼓アイランドメンバーさんにご案内していただきました。Tさんお世話になりました)。


 


 僕は蕎麦が好きですが、もちろん最初はうどん派でした。


 いくつかあるペンネームの一つに「吉永 ゆり」を使っているくらいですから(訳がわからない方に今日は特別にヒント・キーワードが「讃岐」です)


 関西では「うどん」です。 特に四国では「うどん」に限ります。大好きです。


 


 鼓童時代に公演ツアー中、宇高連絡船甲板で食べたうどん。それから香川県庁職員食堂で食べたうどん。が忘れられません(ホールの隣りが県庁で、お昼に食べに行った)。


 


 


 


 翌朝、9時半過ぎからうどん巡りをスタート。三軒を巡り、ご馳走様です(本当はもっと行きたかったけれど、食べ過ぎ)。


 


 まずは一件目。中北製麺(香川では元々製麺屋さんが食堂も経営しているところが多い。製麺所と言っても手打ちですよ。当たり前か‥‥)。


 


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 住宅地のなんでもない場所にあります。


 本当は10時からの開店でしたが、食べさせてくれました。


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 ここの名物はイワシの天ぷらでしたが、一件目から天ぷらは諦めました。


 


 


 


 次が「なかむら」


 看板も何もない、ここも住宅地の中に忽然と現れます。


 縁側でうどんを食べている人だかりを見つけなければ辿り着けなかったと思います。


 お店は小さな小屋風で、そこでうどんを注文し、自分で好きな天ぷらなどを選び、碗に乗せてお金を払い、外で食べます。


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 熱々麺にそのまま熱い出汁を掛けて食べるのと、一度冷やして冷たい出汁を掛けて食べるのと、冷たい麺に醤油だけを掛けて食べる、三種類の食べ方(これはどのうどん屋さんでも同じ。薬味の、ネギ、生姜、大根、七味などはお好みでもちろん入れます)。


 


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「うますぎまっせ」と言いたくなる美味しさ。


 


 


 


 三軒目は「日の出製麺所」


 ここは昼の11:30~12:30の一時間しか営業時間がありません。


 麺を作っている昼休みにのみ、小さいバスの待合所のような狭い場所で営業しています。そこが満員です。


 


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 自分でネギを好きなように切って食べます。


 ここも勿論うまい。しかも小玉で100円ですよ!


 


 


 


 僕は三軒とも小玉(店によって量は違う。二軒目の「なかむら」では150グラムだった)を食べた。値段は100円~170円でした。


 こんなうどんが毎日食べられる香川の人は幸せです。


 


 


 横浜にも、讃岐うどんの店はありますし、安いお店もありますが、やはり本場の味と雰囲気は全然違った。


 


「えっ?こんな場所にあるの?」


という、普通なら「こんな場所で人が来るはずがない」と思えるような場所で堂々と営業していて、しかも繁盛しているのです。


 僕は蕎麦も好きだけれど、気取った蕎麦屋は大嫌い。


 


 その点、このうどん屋さんたち(三軒しか行ってませんが)の気負いないことの素晴らしさよ。


 ちっともえらそうではない、肩の力が抜けているのにこだわりもある(だろうけれど、それを感じさせない)この美味さ!


 


 


 


 こういう太鼓打ちに僕はなりたいのだな~と思いながら食べていました。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


津軽三味線と太鼓の情報誌『バチ2-Bachi Bachi』最新号10月号にインタビュー記事掲載中


 


 












 


 


 


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