今回の地震は四川省だった。
僕の留学中、最も頻繁に足を運んだ場所が雲南省で、四川省は記憶に薄い。
省都の成都(チャンドゥー)しか思い出せない。
三国志で有名な歴史的な舞台となった街だ。
この土地は大陸なのに、雨が多くていつも湿気があった。
それから人懐こくて、料理が辛い。
食堂に入って「辛子を入れないで」と言っても辛い料理が運ばれてくる。
多少入っているくらいでは、入ってないのも同じなのだろう。
腹を壊してホテルで倒れていた記憶がある。
四川省一つでも日本全土より面積は広い。
今回の震源地を地図で見たけれど、イメージできない場所だった。
阪神淡路大震災の30倍の地震って、どんな地震なんだ?
犠牲者の皆さんのご冥福と、生存者の救助救援、復興を祈ります。
こんな時ですが‥‥、
予定通り金曜日の夜行バスで、私の四国歩き遍路富田打ちへは、出発します。
去年歩いた淡路島は、サポートトラック隊がおりましたが、今回は一人身です。
それが一番違う。
歩くことよりも、長時間リュックを背負うことの方が、私にとって一番の不安材料。
左肩がもともと正常ではないので、肩がおかしくなりそうであれば旅は中止するつもりです。
これで肩を壊せばシャレにならない。
最近は練習で、リュックを背負って毎日近場を歩いていますが、今のところは大丈夫。
今日も雨の中、二時間半リュックを背負って歩きましたが、三時間程度ならいざ知らず、雨の中の長時間の歩行は、ちとキツイですね(遍路では一日6、7時間は歩く予定)。
靴も防水用だし、レインスーツも上下着込んでいても、そんなの関係ねぇ。
二時間過ぎるともう靴の中もグチュグチュで、レインスーツも役に立たない。
何しろ冷たくて寒い。
どうしてこんなことをしているのか自分でも解らなくなることもありますが、もともと解らないのです。
人はどうして生きているのか。
弘法大師・空海様が歩いた千数百年前から、変わる事のない命題です。
般若心経を読むとよけいに解らなくなります。
解らないことだらけですが、なぜか呼ばれたような気がしていて歩いてみます(今回は八十八ヶ所の入り口だけですが)。